いっぺん死んでみる
~今を生きるためのワークショップ~
入棺体験付き in 弘法寺
(精進料理のランチ付き)
いっぺん死んでみました。
太陽がギラギラ燃え盛っていた8/11のことです。
このワークショップは、
自分の死を体験して、
自分で気付いていなかった
大切な人やことに気付く
今の自分を見つめる作業です。
死への準備ではありません。
今回はプラス
講師が死んで納棺師に納棺されると言う、めったに出来ない体験
プラス
自分も入棺してみるという
生きてたら普通は出来ない体験をしました。
自分がどんな風にどこで
いつ頃死にたいかなんて
考えたことなかったけど、
今死んだらどんなことが心残りなのか、
わかってちょっと意外でした。
主催者の白川悦子さんは現役の看護師さん。
多くの人の人生を間近で見ているからこその
「もう一度生まれた気持ちで、今ここからリスタート」の熱い思いが伝わります。
レジェンド納棺師の大森あきこさん所作は、とても心がこもっていて癒されました。
「最後に『ありがとう』と言えたなら」というご著書があります。
ご遺族との信頼関係を短い時間の中で築かれていらっしゃいます。
父が亡くなったときに、
よく分からないまま
体を洗う儀式(湯灌)を頼んでしまった時のことを思いだしました。
父が突然倒れて、
すべてわたしが決めなくてはいけなかった3年間を思いだしました。
あの時、湯灌がどんなことか詳しくわかっていたら頼まなかったのに、
と今さらですが(笑)
さっぱりして喜んでくれたかなと
思うことにします。
(その時は暗く冷たい部屋でしたので、葬儀社によって違いがあると思います。)
葬儀社の木下さんのためになる講義は、ちょいちょい笑わせてくれてさすがです(笑)
自分が入棺した感想は、
ちょっときついなー
早く出たい。でした(笑)
意外と幅がないんですね。
寝返りしないから、狭くていいんだけど(笑)
特に心に残ったのは、
前半の白川さんのお話しで、
「どんな治療をしていくか、医者が決めてくれると思っている人が多い。どんな風に生きたいか、死にたいかは自分で決める。
医者は治すのが仕事。
人生観まではタッチできない。
命の線引きは自分で決める。
本当の迷惑は誰かに命の線引きをさせること。
介護など行き詰まったら、主語は誰なのか考える」
ということ。
父親に延命治療はしたくないと思っていたのに、いざとなると提案されるままに中心静脈栄養をしたのでした。
父が亡くなって5年経ち、
今は母親が日々出来ないことが増え
またひとりで向かい合っていくのかしらと、
心の奥で恐怖を感じていたようで、
気持ちが楽になりました。
このワークショップを作った
~死ぬ話と死にそうな高齢者が大好きな訪問診療医~上原暢子先生も
参加されていました。
先生をFBでフォローしていたから
このワークショップを知れました。
後日、母親には判断力が無くなってきているなりに、
どうしたいか確認しました!
私がどうしたいかは決まっています(^^) あとはどう伝えるかです。