日本初の写実絵画専門美術館「ホキ美術館」は想像以上に素敵で生命力あふれる作品に圧倒されました!

日記

千葉県千葉市緑区にある「ホキ美術館」に行ってきました。

もともと絵画を観るのは好きで、ヨーロッパや東京の主要な美術館はほとんど足を運んでいますが、ここ数年は遠のいていました。

しかし、たまたまテレビで観た女性を描いた絵の美しさに惹かれ、その絵が「ホキ美術館」にあることを知り訪れてみました。

最寄り駅のJR外房線土気駅からは、路線バスに5分乗るか、徒歩約20分です。私は歩きました。大きな開けた通りですが、車の通行はほとんどなく静かな桜並木で歩きやすい道でした。

一度右折しただけで、やがて現代美術館的なデザインの、そして絶対に見逃さない看板替わりの目印が現れます。

建物へは、小さな道を渡ります。

入口の写真を撮るのを忘れました。それくらいさりげない入口です。

8つのギャラリーがあり、展示は常設展と企画展に分かれ、常時120点が展示されています。

作品をじっくりと館内を2周して観ました。現役の作家の力のこもった作品に圧倒されました。

こちらは、美術館で購入した本「写実絵画の魅力」

美術館では巨匠から若手まで約60作家500点の写実絵画を所蔵しているそうです。

私が観た絵の中では、ここを訪れるきっかけとなった島村信之さんの絵に一番心惹かれました。

正直、若いころは人間の裸体の絵にはなんの興味もなかったのですが、年をとるにつれ、人間の身体そのものの美しさに魅力を感じるようになった気がします。写実絵画は、見たままに、でも単に正確に写し撮ったのではなく、作者の思いや生き方を通して表現された、存在そのものを描いた作品です。

作家の気が溢れんばかりの作品達を観賞したあとは、隣接する公園「昭和の森」で自然とふれあいます。(ちなみに、美術館にはイタリアンレストランが併設されています。)

公園へ向かいます

千葉市最大の公園だけあって、遠くまで見渡せる広場の先にはアスレチックや湿生植物園もあります。

アスレチックの回りだけ、人が密になっていました。

展望台から九十九里平野が見渡せるそうです。

こんな木陰にニワゼキショウがたくさん咲いてました。

ニワゼキショウは1センチくらいの雑草のような小さな花ですが、横から見たところも愛らしくて大好きな花なんです。

小さいのにこのフォルム。完璧ではないでしょうか。

訪れたのは5月の初めで、池にヒツジグサが咲いてました。

ホキ美術館と昭和の森、一緒に1日がかりで楽しめます。

ホキ美術館 2021年6月現在、要予約

昭和の森