冬の大菩薩嶺。日帰りできる山にあえて山小屋に泊まって楽しむわけ

2022年、登り初めは1月中旬の土日を使って山梨県の大菩薩嶺に行って来ました。

大菩薩嶺は甲府盆地の北東に位置する「日本百名山」のひとつです。

標高2057mですが、バスで行ける登山口が1580mで、交通の便もいいので登山初心者にも人気があり、東京、埼玉と縦走する中級者も少なくありません。

大菩薩嶺の最大の魅力は、なんといっても大菩薩峠と雷岩の間の解放的な景色を見ながらの尾根歩きです。

富士山、南アルプスの山々、乗鞍岳、八ヶ岳、曇取山と連なる雄大な景色はずーーっと見ていたいと思うほどです。

十分日帰りできる山ですが、大菩薩峠にある介山荘(標高1900m)に泊まれば、夕焼けや朝焼けに染まる富士山や、運が良ければ星空も見れるかもしれません。

冬季は通行止めになる道路があるので、標高890mの裂石の登山口から福ちゃん荘を経て介山荘へ。丸川峠を経て下山というコースをゆっくり楽しんで来ました。

https://yamap.com/activities/15288044 #ヤマップ

ここから出発!
ロッヂでひと休み
水道の水が凍ってます!!
富士山が見えてきました!!
介山荘がある大菩薩峠に到着!
介山荘

介山荘は外から見ると古い印象ですが、中は綺麗で、とても過ごしやすい山小屋でした。

荷物を置いて一休みしてから、外に出ます。

夕日をいつまでも見てしまいます
暗くなってきたので山小屋に戻ります

寒さに耐えながら刻々と変わる空を観賞して、小屋に戻れば温かいご飯が!とてもありがたいです。

小屋のすぐ近くまで車で上がれるからか、食材が豊富で山小屋の食事とは思えないほど、充実しています。山盛りのサラダとおかわり自由のカレーが美味しかったです。

大盛サラダ
子供の頃から食べてる味!

なんとオリジナルのワインがあって、写真は撮らなかったけど、赤白どちらも美味しかったです。

近隣県割があって、神奈川県民の1名がもらったチケットでごちそうしてくれました。

あいにく雲が出ていて、星空はみることができませんでした・・・

全室個室ですが、壁が薄くて隣の部屋のイビキで目が覚めました(笑)

朝は、朝食前に厚着をして富士山を見に行きます。

南アルプスの山々と手前に盆地

富士山と反対側から朝日が昇ります。

挟んでみたり(笑)
清々しい!!

雪が朝日に染まってオレンジ色です。

キラキラの雪

「朝食ですよー」と呼ばれて、たっぷりの朝ごはん!!ナメコのお味噌汁だけでもたくさんで、残さず食べられるかなと心配したけど、完食しました!

ご機嫌な青空の下、出発です!

介山荘から雷岩までコースタイムにして50分位、気持ちの良い尾根道を歩きます。

ずーっと富士山が見えていて、その美しさに感動。天気が悪くて今まで大菩薩で富士山見たことがなかったという人も何人かいて、今回は天気に恵まれて良かったです。

少しずつ角度が変わって表情が変わる
気持ちのいい尾根歩き

そして山頂の大菩薩嶺は眺望がないので写真を撮るだけ〜。

大菩薩嶺の山頂

この後は樹林帯を下っていきます。雪が降った後で踏み固められていないので、ふかふかの雪の上を歩けました。軽アイゼンもチェーンスパイクも使いませんでした。

樹林帯が続きます

急坂を降りてきて、やっと開けた景色が現れます。

富士山は丸川荘あたりで見納めです。

この後、ちょっと退屈な道が続きますが、無事下山した後は、「大菩薩の湯」で汗を流して帰りました!

大菩薩の湯 山小屋で割引券もらいました

普段のおやつや登山の時にも持っていくお気にりの干し芋があります。「まいばすけっと」で売っています。

柔らかくて美味しいのでつい1袋一気に食べてしまいます・・・。

アマゾンでは送料が高く、あとは20袋とは。参考に貼っておきます!

そして登山中の栄養補給はいつものMCTゼリーでバッチリ

そういえば、気温が低いせいか、今回初めて山小屋に着いてから足がつってしまいました。ふくらはぎではなくももです。

友人に「芍薬甘草湯」をもらって飲んだら、速攻治りました!